カーテンコール

ベニサン・ピットでガジラの「国粋主義者のための戦争寓話」も見た。
おもしろいかおもしろくないかという次元の話ではない。とにかく頭のほうからずっとテンションが高い芝居だった。いい作品が見れた。
こういう類いの芝居ではカーテンコールが難しい。
今まで熱く戦争がどうのこうの、生きるの死ぬのとやってたのに最後に出て来て「本日はどうも・・・」
というのもしまらない。
この芝居でもカーテンコールはなかった。
ま、見ている方としてはどこで拍手したらいいかとかいつ席を立っていいのかとかちょっと困るがね。カーテンコールがあった方がすっきり終わった気がするだろう。
しかし作品によってはカーテンコールがない方がいい時もある。
もちろんその逆もあるがね。
私が以前遊気舎でやった「人間風車」でもカーテンコールはなかった。
もちろんホラーだったし、終わってからみんなでワラワラ出て来てニコニコ挨拶するのもおかしいと後藤(ひげくるん)が判断したからだった。
出演者はみんな楽屋でそのほったらかされた客席をモニターで見ていたのさ。
「もう終わったぞー」とか言いながらね。
とまどってたねー。客席は。
M.O.P.ではよく私がカーテンコールで挨拶するのだが作品によっては他の人に挨拶してもらう時もある。
しかし挨拶して一度引っ込んでまだ拍手が鳴り止まない時は正直嬉しいもんだ。
自分で納得できない時は謝りたくなる時もあるがな。
ほんとにたまにだけどね。

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