ドナ研の集い

走る男を見た。
上半身裸で何かに追われてるかのように。

実際追われていた。
今思えば私服の刑事なのだろう。私は「ヨコワケ」と勝手に名付けた。追っかけていた。
しかし現実の世界では追う時に大声で
「待てー!!」
とは言わないようだ。
「・・・待ちなさい・・・」
呟くように言っていた。
疲れていたのかもしれない。
やがて下半身だけ服を着た男はとあるビルに逃げ込んだ。「ヨコワケ」は携帯でだれかに報告だ。
そこに若い私服刑事が走ってきた。彼は「スマイル」だ。
「スマイル」は「ヨコワケ」に現状を聞いている。
逃げた男は何をして追われていたのだろう。
想像は広がるがとにかく生まれて初めて見る光景だった。

そんな様を横目に私は新宿へ向かった。
PIPERの川下大洋さんの企画「ドナインシュタイン博士のひみつ学会」の東京組の顔合わせがあったからだ。
粟根まこと、平田敦子、板尾創路竜王、山内圭哉、二宮いづみ、大洋さんそして私。
ネタの打ち合わせのようなものだが当然の事ながら話はすぐに脱線する。
大洋さんが強引に話を戻すのだがすぐ脱線する。
それがおもしろいんだけどね。
そんなこんなでたらふく飲んで帰る。

ちなみに画像に粟根まことが写ってないのは粟根が撮っていたからではない。先に帰ったからだよ。

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